守破離
この記事はSplathon Advent Calendar 2019の17日目の記事になります。
16日目のJKのゆきさんの記事の
もぜひご覧になってください。
最近splathonにご無沙汰なんでお前誰だよって方も多いかと思いますが、splathonの第1回(厳密には第2回?)から1年くらい前まで参加してましたにんじんと申すものです。splatoonは1, 2あわせて数千時間くらいプレイしてると思いますが、今はIdentity Vというゲームに浮気しつつ、splatoon3が発表される日を待ち望んでます。こちらもスマホゲームということで操作感が難しいものの奥深いゲームなので興味のある方はぜひ!
さて、本日のお題です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%88%E7%A0%B4%E9%9B%A2
守破離(しゅはり)は、日本の茶道や武道などの芸道・芸術における師弟関係のあり方の一つであり、それらの修業における過程を示したもの。
つまり、なんだってばよ!?っていうことなんですが、芸道に修行の型があるようにsplatoonのようなオンラインアクションゲームもまた修行の型があるんじゃね?ていうかカッコいいし!みたいなノリでこのタイトルにしました。なお結果的に本編はそれほど守破離と関係がなくなってしまったことをここで謝っておきます。
自分のゲーム遍歴としてだいたい2年(プレイ時間1000~2000時間)ぐらいでオンラインのアクションゲームを渡り歩いてきていて、それぞれTPSであったり非対称ゲームであったり種類はバラバラです。ただ、こうやって練習していけばトップレベルとは言わずともその下ぐらいまではうまくなれるかなというメソッドが自分なりに固まってきたのでこのタイミングで文にしてみたという感じです。読みにくい文章ですがお付き合い頂ければ幸いです。
守
ゲームをする上で理解しておくべき情報を集め、基本的なテクニックを身につける
- 初心者向けの解説動画で基本的な考え方を学ぶ
TwitterなどのSNSで回ってきた動画を見たり、動画サイトで再生数の多いものを検索してみたりします。たくさんの情報がある中で、その人の話す言葉が自分にしっくっくりくるかどうかが大事かなと思っています。また、自分の成長レベルに応じて見るべき動画も変わってくるので、この人の言うことはある程度覚えたなと思ったら適宜学習先を変えていくのも大事ですね。
- 自分が使っている武器のエキスパートの動画や生放送の配信を見る
自分のレベルが低いかどうかはおいておいて、トップレベルのプレイヤーの動きを知るということは重要だと思います。もちろん動きは分かったところで自分の動きはそこまでついていかないのですが、どこにゴールを置くのかという意味では突き詰めた先を常に見ておくのは重要かなと思ってます。
- 基礎練習する
ゲームで基礎練習ってなんだよ??って思うかもしれないですが、例を上げると慣性キャンセルやバブルの即割のような技術ですね。こういった技術は実戦を繰り返しているだけではなかなか身につきません.. まあそういう練習なしにも実戦だけで成長していくプレイヤーはいると思いますが、それは一握りのセンスのあるプレイヤーだと思ってます。この辺は普通のスポーツと一緒ですね。e-sportsは性質上実戦をすることのハードルがリアルスポーツに比べて低いのが特徴ですが、だからと言って実戦だけで上達するかと言われるとそれは別問題ですね。凡人が上達するには基礎練習あるのみです。
- エイムを磨く
いかにゲームを知り、戦略を学んだところで残念な現実としてsplatoonでは自分のエイム力で実現可能な作戦しか実行することはできません。例えば味方が90%以上のダメージを与えてくれた敵が目の前にいたとしても、自分が10%ダメージを与える前に敵に100%のダメージを受けてしまう程度のエイムしかないのであれば事実上どんな戦略も意味をなさないと言っていいでしょう。それくらいこのゲームにおいてエイムは大事です(我々Adultyには辛いところですが)。なので、現実問題としてエイムが良くなればバトルにおける選択肢は広がり、同じ人数・塗り状況であってもより有利になります。
破
ゲームの"環境"を自己解釈できるようになり、また、自分の現状の実力を理解した上でスキルを高めていく
- トッププレイヤーの思考を学ぶ
だいたい1日1時間くらいは配信を見るようにしています。ガチのトッププレイヤーになると分かりやすい動画を作っている人はほとんどいない(たぶん忙しいからだと思う)ので生放送の配信を見るのがメインになります。この時、自分の思考がつぶやきでダダ漏れしてるようなプレイヤーの配信を選ぶと良いと思います。派手なプレーをした場面を見るのではなくてここで下がることを判断した、ここは不利状況なのに前に詰めたみたいな判断のタイミングとその理由を聞けたりするとベストですね。そういう意味では対抗戦の配信を見るのもとても有意義だと思います。味方にやって欲しいことやそれぞれの判断の違いとその議論を聞くことができて非常にためになります。これを繰り返しているとこの人はこの場面はこの判断をするというのがだいたいトレースできるようになってくると思います。
- 自分のプレイ動画を見直して悪かった点を洗い出す
リアルのスポーツでもフォームを見直すような時にビデオ撮影をして後から確認したりしますが、e-sportsにおけるそれは実際に出くわしたものを全く同じ視点でリプレイできるという意味でやらなきゃ損という感じです。自分で見返しても良いし人に見てもらっても自分と同じ目線からアドバイスしてもらえることはめちゃくちゃ大きいです。
自分のプレイ動画を見ながらここはこういう動きをした方が良かったんじゃないかっていう点をリストアップして後々のトレーニングにつなげていく感じですね。
- イメージトレーニングする
ある程度うまくなってありがちなのが、頭の中では分かってるんだけど実戦の中だと飛んでしまってなかなかできない~!ということだと思います。頭で考えて判断して動くというのは反応で、瞬間的に体が動くという反射とは大きな隔たりがあります。反応を反射に変えるのがスポーツにおけるトレーニングの1つの目的と言って良いかと思います。また逆に悪いクセとして体に染み付いてしまった反射もあり、これは逆に矯正して直していく必要があります。その一つの練習法が↑で上げた基礎練習であり、もう一つの練習法がイメージトレーニングです。例えばさんぽ機能を使ってステージに立ち、敵がそこにいることを想定して撃ち合いの練習をするみたいな感じで練習します。ボクシングで言うシャドウボクシングみたいなものですかね。これは昔良く見ていた実況者の人が対抗戦後によくやってるのを見てから、自分も取り入れています。
- "環境" の変化を自分なりに捉える
最初は何かを学ぶということの繰り返しではありますが、どこかのタイミングで自分で判断を下す方向に移行できなければ、それ以上の成長はないかなと思います。バトルにおいては今まで出会ったことのない状況に必ず出くわすことになり、そういった際は自分の頭で判断するしかないからですね。
そういったトレーニングに丁度良いのがゲームバージョンアップです。月末のバージョンアップのタイミングを今か今かと待ち受けてる人は多かったと思いますが、僕もその一人ですねw 自分はバージョンアップの際はその内容を踏まえて環境的な強ブキであるとか、戦術であるとかがどのように変化するかについて自分なりの回答を出すようにしています。そしてその答え合わせをするためにバージョンアップ直後のトッププレイヤーの生配信を見に行きます。バージョンアップ後はその内容を話題に雑談していることが多いのでトッププレイヤーの見解を聞くいいチャンスです。そこで自分が出した見解はあっているかズレているかを確認し、ズレていたならば何に対する判断が違っていたのかを考え直します。最初は全然頓珍漢な判断しかできないことが多いですが、それを繰り返すことによって徐々に自分の環境理解をトッププレイヤーの理解に近づけていくことができると思います。
- エイムを磨く(続)
エイム練習からは一生逃れられないですね。ほんとうに成長できるのか?っていう不安は常に付きまとうかと思いますが、自分は継続してエイム練習を続けることで少しづつではありますがsplatoonを始めた頃に比べれば今はずいぶんエイムが良くなったなと思います。
離
模倣ではない、自分なりのスタイルを確立する
ここは自分にとってもまだまだ未知の領域です。これって誰もやってないけどうまく行くんじゃね?と思って試しても現実に打ちのめされることがほとんどです。
全世界の人が横一線で戦うオンラインゲームの世界で自分だけの新しいスタイルを確立することはなかなか容易なことじゃないですね。とはいえ1人のプレイヤーである以上はいつか自分なりのスタイルを気づいて環境に影響を与えることを目指したいものです!
以上、駄文でしたがご覧いただきありがとうございました!